≪漆・漆器を知る≫2(補修編)

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今回は漆器の世界では当たり前だが知らない人は知らないこと、

漆器は「補修」しながら半永久的に使用し続けることができる器なのです。

以下の補修案件を例に少しだけお話を!

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今回は「下地が漆ではなかった」為に塗が浮いてきてしまった器の補修です。

本来漆器の製造の工程にて漆を全てに使用していれば上記写真の様な「剥がれる」といったことは起こりえません

ではなぜこの様な結果になってしまったのか…

前述のとおり製造工程の下地の段階にて漆を使用していなかった為です。

この様な器ばかりを見てきた方にとっては、漆器は使用していくと剥がれていく、なんてイメージになっても仕方ないことかもしてません。

しかし、本来純然たる漆器はそんなに軟ではないのです。

毎日使い続けて何十年と軽く使い続けることができる、それが漆器です。

 

少し脱線してしまいましたが、仮に上記写真の様になってしまった器や、それ以外に欠けや割れが生じた器でも

新品同様に塗り直すことができる。

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足の内側に見えていた剥がれは見事に修復、

下地から漆で塗り直しているので、これから何十年と活躍できる器に生まれ変わりました!!!

 

 

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